『The body keeps the score』を読んで

  • 2018.12.17 Monday
  • 12:33

先日、英語の師匠のレッスンがありました。

バンデアコーク先生の『The body keeps the score』の本が今度で最終章になって、英語の師匠は「寂しいね〜」っておっしゃっていました。

 

今年いっぱいで読み終える〜って感じであります。

この本の中には、いろいろなトラウマ治療に対する療法が紹介されています。

 

バンデアコーク先生は、南アフリカにおけるDesmond Tutu (1996)の行ったトラウマ治療について述べていました。

Tutuの治療法はダンスと歌をベースにした治療というのです。

 

このTutuという方は、そのトラウマを抱えた当事者がトラウマについて語り出し涙を流している途中で、聴衆に向かって歌って踊るっていうことを促していくというのです。そしてトラウマを語る当事者の感情や苦しみが治って来るまで、それを続けるというのです。

最後にはトラウマの恐怖から解放されて行くというのです。

 

それによってトラウマの恐怖を手放し、何が起こったかを見つめて行く事ができるというのです。

バンデアコーク先生は、Tutuの人の復讐心について対応するやり方にとても感動されたとのことでした。

 

これを読んでいて「なるほど〜」って思いました。

私自身の経験でも恨みの感情で、より一層苦しくて本来そこに行きたくない問題に取り憑かれてしまうっていう事があるな〜って思うからです。

 

トラウマによって本来ある美しいものに、ノイズが入ってしまう感じ。

 

そしてトラウマによって生み出された感情によって、あたかもそれが私の生きる目的のようになってしまう。

そうすると本来ある美しいものが見えなくなってしまう。

 

そんな事を思い出しました。

 

よく師匠に「聞いてくださいよ〜!」って話をすると、師匠は不思議と同じ様なことをされていたな〜って思うのです。

私の怒りや憎しみや執着等を、不思議とふんわりどこかに消してしまう〜。

 

そして「あなたの本題はここでしょう」って感じのごとく持ってこられる。

それらの感情から解放されるにつれて、私の足元を見て自由になるための人生を生きられる。

 

強い怒りや恨み、その影響をよく知っていらっしゃったのだな〜ってフト思うのでした。

様々な執着から解放されて行くと、過去のトラウマは自分の背後に過ぎ去って行きます。

 

そして目の前に広がる世界は、人として生きていく楽しさ豊かさが広がる世界なのだよねって、『The body keeps the score』を読んで思ったのでした。

 

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