自分を低く見積もると苦しくなってくる
- 2015.08.31 Monday
- 15:23
本当にだいぶ涼しくなりました。
8月なのに〜という感じですね。
数年前に私はジェノグラム(家系図)を中心としたグループをしばらくやっていました。
もともと家族臨床を中心にやっていたので、インテーク(初回面接)では家系図はきっちりお聞きするという事は常々やっていて、
ジェノグラムというのは空気のような感覚で慣れ親しんでいました。
その講座は4回をベースに、参加者の方にジェノグラムの書き方、そのポイントの読み解き方などをご説明して、2回目からの講座ではそのジェノグラムをもとにしたワーク等をしながら、原家族からの世代間連鎖について取り組んでいくという流れでした。
結構これは私にとってはチャレンジなことでして、何よりも複数の参加者の書いてくださったジェノグラムをすべて読み解きながら、その方々のポイントについて頭に叩き込み、残りの2回目からの講座の中で個別のカウンセリングと同じように落とし込んでいくという作業をしていたからです。
最初師匠にこのことを相談した時に、師匠から「一人一人の参加者のジェノグラム、属性を頭に叩き込むこと」という風に言われたのでした。それを聞いて「え〜できない〜!!」って思って、師匠に「きついです!」とお伝えしたところ、師匠から「やるの!」って言われ、私は内心「鬼!」って思ったことがありました。
でもあれですね、最初から「できない」って思ってしまうと本当にできないのだな〜って思いました。なぜならやってみると案外と複数の参加者がおられても頭にジェノグラムとポイントがインプットされ、グループの中で質問をさせていただいながら(まるでいっぺんに複数の方とカウンセリングをしているよう)、全体のジェノグラムの講座が流れていくという感じができたのでした。
たった4回の講座だったのですが、最初いらしたときと終わったときの「使用前、使用後」の部分がわかるような感じで解放されていくのがわかりました。そして師匠がおっしゃった「頭にジェノグラムとポイントを叩き込みやっていく」ことの大事さがわかったのでした。
ジェノグラム(家系図)を見ていくと、その方の知的能力の高さなどがわかる場合があります。
だけれども目の前にいらっしゃる方は、どちらかというとその能力の高さに気が付いていないというか、「自分はダメな人間」という風にとらえている場合がある。その目線で日常を送っているけれども、実際能力が高いので周囲の人々との関係で違和感を感じる。
そしてその差を感じ、周囲から孤立感を感じてしまう。その孤立感について「自分がいけないから」という風に帰属してしまうことによって、問題が解決しないのだな〜って言うことが見えてくるのでした。
実際の身の丈よりも背が低く見積もってしまう。そのことによってストレスがかかってしまって、逆に症状ができてしまう。
あるい人は自尊心の低さだったり、ある人は人と親密になれないとか、ある人は食べ物に依存してしまったりなど。
ジェノグラムを読み解きながら、見えてくると、無理な生き方をしなくなるのかな〜と、彼らを拝見していて感じました。
もともと背が高い人は、背が高い人なりに生きていく。そしてそういった人間関係や職業を選んでいく。
そんなことを繰り返していると、周囲が見えてきて、自分も見えてくる。
そして「無理に合わせすぎていたのだな〜」ってことが見えてきて、「楽なところに行こう〜」という風に流れていく。
そんな感じで自由になっていくのだな〜と思ったのでした。
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