回復のドラマ
- 2017.11.30 Thursday
- 07:20
近頃、ぼちぼちとシカゴの学会の資料を振り返っています。
先生方の膨大な学会発表とポスターセッションがあり、その時はその現場の情熱に「お〜!」って感動して帰ってきた次第であります。その後少しずつその抄録や資料を読み進めています。
トラウマといっても、本当に色々な国々の人が色々な側面で研究発表をしておられます。
そんな資料を一つずつひも解いていく作業も、結構楽しいな〜って思うのです。
英語の勉強にもなります〜。
結構英語を読み進めていくのも、学生時代はアレルギーだ〜って思っていたのですが、最近は結構楽しいな〜って言う作業にもなっています。
やはりトラウマ治療をしていくと、本当にクライアントさんは自由になっていかれると実感します。
それぞれがそれぞれの自由を肩の力を抜いて得ていく。
その回復されていく姿に「羨ましいな〜」「素敵だな〜」って気持ちになります。
昔から、「いいな〜 でも自分には自由は縁遠いな〜」って思っていても手入れられなかった自由が自分の手元にある喜び。
そんな自由に戸惑われる事もあります。
「え〜!」って感じになられる。
「わ〜い!楽しいな〜!」って世界を生きられるようになる。
幼少期から今の間までの、さまざまな心の傷の楔の影響で自分が「自由になっていい」という事すら許されない状態になってしまう。トラウマの過去は「過去」の事なのだけれどもトラウマとなっている場合は、そのトラウマの記憶と感情が結びついていないことによって、「今」に影響を及ぼしてしまいます。
無条件に罪の意識を感じたり、人に対する不安や不信感がどうしても出てしまう・・・。
また自分の感覚がわからない・・・等。
色々な問題が「今」に入ってくるのだな〜って思うのです。
そこから解放されていくと、セラピストである私が「ブラボ〜ですね!」って思うほどの「今」が見えて来る。
その展開は何とも痛快なのでした〜。
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